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CCNA 勉強方法#1 具体的な試験対策を解説!

ネットワーク
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CCNA(Cisco Certified Network Associate)の取得を目指している方の中には、どのように試験対策を進めれば良いのかわからない方や、何度受験しても不合格になってしまう方など、試験対策の進め方について不安に思われている方がいると思います。

この記事では、私自身がCCNAを取得した際に実践した勉強方法を具体的に解説していきます。

是非、参考にしていただきCCNA取得に向けて動き出しましょう!

この記事でわかること
  • CCNAの試験概要
  • CCNA取得のメリット
  • 試験対策における具体的な勉強方法

CCNAの試験概要

CCNA(Cisco Certified Network Associate)とは、ネットワーク機器を開発している企業であるシスコシステムズ社(以下、Cisco)において、ネットワークエンジニアとしての技術力を認定するための資格です。

Ciscoの認定資格は”エントリー”、”アソシエイト”、”プロフェッショナル”、”エキスパート”の4つのレベルに分類され、CCNAはその中でも”アソシエイト”(中級者向け)に分類されます。

中級者向けの資格とはなりますが、CCNAの取得を通じて得られるネットワーク知識はネットワークエンジニアだけでなく、他の分野(アプリ等)のエンジニアにおいても有用な知識となります。

出題範囲

下表の通り、大きく6つ分野から出題されます。

出題割合から見てもわかる通り、ネットワークの基礎・ネットワークアクセス・IPコネクティビティの3つの分野で65%の問題が出題されます。

そのため、試験対策においても特にこの3分野は深く理解しておく必要があることが分かります。

技術分野割合出題内容(抜粋)
ネットワークの基礎20%・ネットワークコンポーネント(ルータ・スイッチ等)
・ネットワークトポロジの特徴
・ワイヤレスの原理 etc…
ネットワークアクセス20%・複数スイッチにまたがるVLANの設定
・RSTPの必要性と運用方法
・ワイヤレスLANコンポーネント etc…
IPコネクティビティ25%・ルーティングテーブルの構成要素
・スタティックルーティング
・OSPFの設定および確認 etc…
IPサービス10%・内部ソースNATの設定
・DHCPおよびDNSの役割
・QoSの説明 etc…
セキュリティの基礎15%・セキュリティの主要概念
・リモートアクセスおよびサイト間VPN
・ワイヤレスセキュリティプロトコル etc…
自動化とプログラマビリティ10%・ネットワーク管理における自動化の影響
・Cisco DNA Center対応デバイス管理
・構成管理ツールの機能 etc…

試験会場・日程

CCNAの試験はCBT(Computer Based Testing)方式となるため、PCを使った試験となります。

試験会場はたくさんの候補から選ぶことができ、ご自身のお住まいや勤務先・学校等に近い場所を探して受験することが可能です。

また試験は随時開催されているため、都合の良い日程と会場を選択して受験できます

IT関連の試験で有名なIPAで提供している各種高度試験と比較しても、CCNA受験のハードルはかなり低く、受験しやすくなっていると言えます。

試験時間と出題数

CCNAの試験では、およそ100問を120分で解くこととなります。

単純計算で1問あたりに費やせる時間は1分少々となります。

またCCNAではシミュレーション問題というものがあり、仮想的に構築されたネットワーク機器(ルーター等)の設定内容を確認・変更するような問題です。

実際にコマンドを入力しながら解く問題となり、問題を解くにも時間を多く費やす必要が出てきます。

そのため、選択問題についてはなるべく時間をかけず、シミュレーション問題に時間をかけられるようにペース配分を意識しましょう。

CCNA取得のメリット

CCNA取得には様々なメリットがありますが、ここでは私がCCNAを取得して実感できたメリットの内、特に大きかった2点を紹介します。

メリット1. ネットワークの基礎知識が身に付く

CCNAはCisco社製品機器の設定に関する出題だけでなく、ネットワークの基礎を身に着けるのにうってつけな資格と言えます。

私自身も、資格取得前はネットワークに関する知識はほとんど無い状態(IPアドレスの存在は知っていても、サブネットマスクがどのような役割なのかも知らない状態)でしたが、資格取得を通して仕事として活用できる知識を得ることができました。

機器固有のコマンド等ももちろんありますが、他メーカー製品にも通ずるネットワークにおける基礎的・汎用的な知識を得られる資格としてとても有用です。

メリット2. 活用場面が多い

Cisco製品は国内外ともに、ネットワーク機器において高いシェアを誇っています。

あらゆる企業においてネットワーク機器にCisco製品が使用されていることが多く、ネットワークエンジニアとしてCisco製品を扱う可能性は非常に高いです。

私自身も会社の業務で使用する機会が多く、CCNA取得を通して得られた知識は会社の業務を遂行していく上で最も活用できたものと考えています。

資格取得でよくある、”資格を取得できたはいいけど、活用の場面が無くせっかく勉強した知識が薄れていってしまう”といったこともなく、取得して損の無かった資格の1つだと言えます。

具体的な勉強方法

ここからは、具体的にどのように試験対策を進めていけば良いのかを解説していきます。

なお使用する教材はCCNA対策として非常に有名な“Ping-t”のみです。

試験当日までの流れ

勉強開始から試験当日までの流れは以下のようなイメージです。

試験対策の事前準備として、まずはPing-tのユーザ登録と有料プランを購入します。

その後、まずは問題集を全問正解するまで繰り返し実践し、コマンド問題(以下、コマ問)を実施し、最終的には問題集の模擬試験モードで正答率90%以上を目指します。

【STEP0】 Ping-tのユーザ登録と有料プランの購入

試験対策として使用するのは、”Ping-t”という学習サイトです。

Ping-t
https://mondai.ping-t.com/g

Ping-tでは実際の試験にかなり近い形式の問題が1534問も収録され、各問題も詳細に解説されています。

また、参考書では対策が難しいコマ問もPing-tで対策することが可能です。

ユーザ登録することで学習履歴も適切に管理できることから、Ping-tを利用を強くお勧めします。

ただし、問題集の内の半数及びコマ問等を利用するためには有料プランの購入が必要となりますので、参考書を購入する代わりとして有料プランを購入するのが良いでしょう。

以降でPing-tへアクセスしてから、有料プランの購入までの流れを解説します。

①Ping-tにアクセスする
https://mondai.ping-t.com/g

②画面右上の「会員登録(無料)」をクリックする

③必要事項を記入し、「利用規約・免責事項に同意する」をチェックし「登録内容を確認する」をクリックする

④登録内容を確認し、問題なければ「アカウント登録する」をクリックする

⑤Ping-tのTOP画面に遷移し、画面右上にアカウント登録に関するメッセージが表示される

⑥メールを確認し、Ping-tから送信されてきたメールのリンクをクリックする

⑦再度、Ping-tのTOP画面に遷移し、画面右上にアカウント情報保存のメッセージが表示される

⑧ ③で登録したユーザ名またはメールアドレスとパスワードを入力しログインできればユーザ登録完了

⑨Ping-tログイン後、TOP画面上部の「プレミアムプラン」から「プレミアムプランの購入」をクリックする

⑩購入する月数を選択後、「お申込み(確認画面へ」をクリックする

TIPS
  • 無料で利用できる問題(約700問)を解いてみてから購入を検討しても良い
  • 後で期間を延長することが可能(割引あり)
  • 始めてPing-tを利用する方は1か月プランを購入するのがお勧め

⑪申し込み内容を確認し、「利用規約・免責事項に同意する」にチェックし「クレジットカード決済に進む」もしくは「銀行振り込み決済に進む」をクリックする

⑫「クレジットカード決済に進む」を選択した場合、決済するクレジットカードの各種情報を入力し
「支払う」をクリックすることでプレミアムプランの購入が完了する

⑫’「銀行振り込み決済に進む」を選択した場合、振込先情報が表示されるため指定口座へ金額を振り込み、入金確認完了後、プレミアムプランの購入が完了する

以上がPing-tへのアクセスから有料プランの購入までの流れになります。

これ以降は本質的な試験対策の勉強方法について解説していきます。

【STEP1】 Web問題集を全問正解する

まずはWeb問題集1534問すべて正解になるまで解き続けることとなりますが、単純に全問正解を目指すだけでなくそこに至るまでの過程を工夫していきます。

私が工夫したポイントは3点です。

ポイント
  • カテゴリごとに問題集を解いていく
  • 出題数は10問程度に抑えて短いサイクルで答え合わせを行う
  • 定期的に振り返りの機会を設ける

Point1. カテゴリごとに問題集を解いていく

Ping-tの問題集は1534問も収録されており、これをすべて解き切ると考えるとかなりハードルが高いように感じる方も多いのではないでしょうか。

ただし、実際には各技術分野及び分野ごとでさらにカテゴリで細分化されており、カテゴリ単位では少ないものでは15問、多くても100問程度と現実的な問題数になります。

また、カテゴリ単位で勉強を進めることで、同じ傾向の問題をまとめて解くことができるため、着実に知識を身につけることができます。

Point2. 出題数は10問程度に抑えて短いサイクルで答え合わせを行う

Ping-tでは選択したカテゴリの中から出題数を選択することが可能です。

短いサイクルで答え合わせをすることで、スキマ時間を活用して勉強ができるようになりますし、残りの問題を解くための知識を早い段階で得ることができます。

多くの問題を一度に解いた場合、その分答え合わせに充てる時間も多くなってしまいます。

答え合わせ(インプット)に充てる時間よりも、問題を解く(アウトプット)に多くの時間を充てられるように意識したほうが効率が良いです。

Point3. 定期的に振り返りの機会を設ける

知識を定着させるためには、振り返りを行うことが最も重要です

単純にカテゴリ単位で問題を解いていくと、勉強が進むにつれてどうしても解いてから時間の経った問題の記憶が薄れていってしまいます。

そのため、一定のタイミングで振り返りの機会を設けることで記憶が薄れないようにします。

具体的には、次のカテゴリの問題を解き始める前に一つ前のカテゴリの問題を再度解き直します。

これによって知識を定着させられているかどうかを自身で確認でき、着実に勉強が前に進んでいることが実感できます

STEP1での具体的なWeb問題集の活用方法

上述の3つのPointを踏まえながら、Ping-tの画面を例に勉強の進め方を解説します。

①Ping-tにログインし、TOP画面の「Cisco」をクリックする

②画面左側の”CCNA(200-301)”のメニューから「最強Web問題集」をクリックする

③モードの選択が”自由演習”、出題対象に”未出題”・”ミス”が選択されていることを確認し、解きたいカテゴリのチェックを入れる

④左下に表示される出題数を”10問”に設定し、「スタート」をクリックする

⑤出題される10問の問題を解き切り、答え合わせを行う。(1問ごとに正解は確認しない)

⑥間違えた問題の問題IDをクリックし、正解を確認する。

⑦演習結果画面の右下「ミスに再挑戦」をクリックし、間違えた問題を再度解く。(全問正解になるまで繰り返す)

⑧画面下部の「問題集TOP」をクリックし、TOP画面に戻ったら③~⑦までの流れをカテゴリの問題が全問完了するまで繰り返す。

【!重要!】カテゴリ内の問題が全問完了したら、次のカテゴリの問題を解き始める前に振り返りを行う。

振り返りのポイント
  • 振り返りで解く問題数は増やしすぎない(10問程度がベスト)
  • 10問は全問正解になるまで繰り返す
  • 間違えた問題はチェックを入れておく(試験直前の見直し対象として記録する)

⑩振り返りを挟みながらカテゴリごとに問題を解き進め、全問完了させる。

まとめ

CCNA試験に向けた勉強方法の事前準備(STEP0)とWeb問題集の活用方法(STEP1)までを解説しました。

問題集はただ単純に進めていくよりも、定期的に振り返りの行うことで知識が定着していることを自覚できるので、是非実践していただきたいです。

コマ問の活用方法(STEP2)及び模擬試験(STEP3)については、別の記事で解説していきますのでそちらも参考にしていただけたらと思います。

CCNA合格に向けて、当記事の勉強方法を参考にしていただけたら非常に嬉しいです。

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