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プロジェクトマネージャ試験 勉強方法#1 具体的な午前対策を解説!

プロジェクトマネジメント
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プロジェクトマネージャ試験(以下、PM試験)の合格を目指している方で、午前対策をどのように進めれば良いのか、自分が行っている勉強方法があっているのかなど、不安に思われている方もいるのではないでしょうか。

この記事では、私自身がPM試験に合格した際に実践した、PM試験における午前対策の勉強方法を具体的に解説していきます。

この記事でわかること
  • 午前試験の概要
  • 午前試験の重要性
  • 午前対策における具体的な勉強方法

午前試験の概要

PM試験は全4部構成で、それぞれで解答時間・出題形式が異なり以下のようになっています。

午前はⅠ・Ⅱともに四つの選択肢から一つの解答を選択する、四肢択一形式となります。

当記事では、午前Ⅰ・Ⅱに焦点を絞った試験対策を解説していきます。

試験区分試験時間出題形式解答数/問題数合格基準
午前Ⅰ50分四肢択一30問/30問18問(60%)以上
午前Ⅱ40分四肢択一25問/25問15問(60%)以上
午後Ⅰ90分記述式2問/3問60%以上
午後Ⅱ120分論述式1問/2問A判定

午前試験の重要性

午前の試験区分である午前Ⅰ・午後ⅡについてはPM試験だけでなく、今後ほかの高度試験にチャレンジするにあたっても大きな意味を持ちます。

不合格時の次回受験に向けた対策が立てやすい

合否判定は試験区分(午前Ⅰ・午前Ⅱ・午後Ⅰ・午後Ⅱ)ごとに判定され、すべての試験区分で合格基準を満たすことで試験合格となります。

ただし、開始時間の早い試験区分から採点されるため、合格基準を満たさない試験区分が存在した時点で、以降の試験区分は採点されません。

つまり、午前Ⅰで不合格となった時点で午前Ⅱ・午後Ⅰ・午後Ⅱは採点されずに試験不合格となります。

仮に試験そのものが不合格となった場合でも、午前Ⅰ・午前Ⅱで合格基準を満たしていれば、午後Ⅰ・午後Ⅱの採点結果から次回の受験に向けた対策が立てやすくなります

そのため、午前Ⅰ・午前Ⅱについては確実に合格基準を満たすことが重要です。

午前Ⅰ試験免除

高度試験では午前Ⅰ試験の免除制度があります。

高度試験において、午前Ⅰ試験で合格基準を満たすことでその後2年間、高度試験の受験申込時に申請することで、午前Ⅰ試験が免除されます。
※試験全体で合格しなくても、午前Ⅰ試験のみ合格基準を満たすことで適用されます。

これはどの高度試験を受験する際でも利用することが可能です。

午前Ⅰ試験は広く浅くの試験区分となりますので、午前Ⅰ試験が免除されることは、試験対策において重要である、対策範囲を絞ることに大きく繋がります。

そのため、特に午前Ⅰ試験の合格は、それ以降のIPA試験を受験する意味でも大きな意味を持ちます。

具体的な勉強方法

ここからは、具体的にどのように午前Ⅰ・午前Ⅱ試験の勉強を進めていけばよいのかを解説していきます。

基本的にはそれぞれの試験区分に対応する過去問を繰り返し実践することになりますが、試験対策が完了しているのはどのような状態を指すのか、までを具体的に示していきます。

試験当日までの流れ

勉強開始から試験当日までの流れのイメージは以下の図の通りです。

順番としては、午前Ⅰ対策の完了条件を満たしたら、午前Ⅱの対策に進みます。

午前Ⅱ対策の完了条件を満たしたら、以降は試験当日までSTEP1,2で勉強した内容を忘れないように、繰り返し復習を行います。

【STEP1】午前Ⅰ対策

午前Ⅰ対策のポイントは3点です。

午前Ⅰ対策のポイント
  • 応用情報技術者試験の過去問道場を利用する
  • スキマ時間を活用する
  • 模擬試験で正答率95%

Point1. 応用情報技術者試験の過去問道場を利用する

PM試験(他高度試験も同様)における午前Ⅰ試験は、応用情報技術者試験の午前試験と同一範囲が出題されます。

そのため、PM試験における午前Ⅰ試験の対策は応用情報技術者試験(午前)の過去問を解くことです。

応用情報技術者試験(午前)の過去問は以下のサイトでまとめられており、こちらを活用することをお勧めします。

応用情報技術者試験ドットコム 過去問道場
https://www.ap-siken.com/apkakomon.php

過去問道場では3つのモードがありますが、「模擬試験形式で出題」を選んで繰り返し実践することで着実に試験対策を積み上げることが可能です。

また、過去問道場ではユーザー登録(無料)することで、自身の学習履歴を管理することができ、苦手な分野や問題の見える化もしやすくなっています。

過去問道場を活用する際は是非、ユーザー登録した上で試験対策を開始しましょう。

Point2. スキマ時間を活用する

午前Ⅰ対策はスキマ時間を活用するようにしましょう。

午前Ⅰは広範囲から出題されることになりますが、問われる知識はそれほど深いものではありません。

そのため、1~2時間といった時間を確保して取り組むよりも、5~10分程度の短い時間を日に数回確保して取り組んだ方が、学習効率は各段に高いです。

何度も同じ問題に取り組むことが記憶の定着に繋がりますので、是非スキマ時間を活用して勉強を進めましょう。

※集中して勉強できる時間が確保できる場合は、午後試験の対策に充てたほうがPM試験全体の対策として効果的です。

Point3. 模擬試験で正答率95%

午前Ⅰ対策の完了条件は「模擬試験形式の出題」で正答率95%を達成することです。

Point1でも軽く触れましたが、過去問道場では3つのモードを選択することが可能です。

さらにいくつかのオプションがありますので、具体的にどのオプションを選択し、どのように勉強を進めれば正答率95%に到達するのかまでを解説します。

①応用情報技術者試験ドットコム 過去問道場にアクセスする
 https://www.ap-siken.com/apkakomon.php

②以下3点を選択し「出題開始」をクリックする。
 モード      :模擬試験形式で出題
 オリジナル模擬試験:平成21年以降から作成
 オプション項目  :選択肢をランダムに並べ替える をチェック

③問題を解く
 「模擬試験形式で出題」を選択しても、80問全問解く必要はありません。

 また、解説を読み込む必要は無く、正解できたかどうかにのみ着目します。

 (間違いの選択肢を覚えることも学習としては重要ですが、試験対策という
  意味では後回しで構いません)

④間違えた問題の見直す
 スキマ時間で解ける問題数を解いたら、画面右下の「出題設定」をクリックします。

 その後「模擬試験モードを終了する」をクリック後、「今回の見直しをする」を
 選択した上で、下に表示される「次の問題」をクリックします。

 今回、解いた問題の中で間違えた問題のみが出題されるようになるため、
 すべての問題を正解するまで繰り返し問題を解きます。

 すべての問題が正解になると以下の画面となり、問題の見直しは終了です。

⑤ ③~④の流れを少ない問題数で正答率80~90%になるまで繰り返す

⑥ 1時間の時間を確保し、80問解き切る
  正答率95%以上:午前Ⅰ対策完了
  正答率95%未満:③~⑤の流れを繰り返す

模擬試験実践のポイント
  • 問題に触れる回数を増やすことを意識する
  • 解答の解説を読み込まない(1問1問に時間を使いすぎない
  • 目安の正答率を達成したら次のステップに進む

【STEP2】午前Ⅱ対策

午前Ⅱ対策のポイントは基本的に午前Ⅰ対策と同様です。

午前Ⅰ対策と参照サイトが異なる1つ目のポイントのみ解説します。

午前Ⅱ対策のポイント
  • プロジェクトマネージャ試験の過去問道場を利用する
  • スキマ時間を活用する
  • 模擬試験で正答率95%

Point1. プロジェクトマネージャ試験の過去問道場を利用する

PM試験における午前Ⅱ試験は、応用情報技術者試験の午前試験の範囲から、プロジェクトマネジメント領域においてより高度な問題が出題されます。

テクノロジ系セキュリティ〇3
システム開発技術〇3
ソフトウェア開発管理技術〇3
マネジメント系プロジェクトマネジメント◎4
サービスマネジメント〇3
ストラテジ系システム企画〇3
法務〇3


そのため、PM試験における午前Ⅱ試験の対策はプロジェクトマネージャ試験(午前)の過去問を解くことです。

プロジェクトマネージャ試験(午前)の過去問は以下のサイトでまとめられており、こちらを活用することをお勧めします。

プロジェクトマネージャ試験ドットコム 過去問道場
https://www.pm-siken.com/pmkakomon.php

午前Ⅰ対策で活用した応用情報技術者試験の過去問道場と、利用方法は同様となります。

ユーザー登録は試験区分毎に分かれていますので、ユーザー登録がまだの方は登録した上で試験対策を開始しましょう。

※午前Ⅰ対策で解説したPoint2,Point3については同様の内容となりますので省略させていただきます。

【STEP3】午前Ⅰ・Ⅱ対策の復習

午前Ⅰ・Ⅱ対策がどちらも完了条件を満たしたら、一通りの対策は完了です。

あとは試験当日まで記憶した内容が風化しないよう、継続して復習を実施していきます。

基本的にはこれまで実践してきた勉強方法をなぞる形で問題ありません。

ただし、どちらかに重点を置くというよりは1日置きに午前Ⅰ対策・午前Ⅱ対策を交互に実践し復習を行うことをお勧めします。

少ない問題数でも問題ありませんので、問題に触れない日が無いように意識しながら復習しておけば、安心して試験当日を迎えられます。

可能であれば、試験直前にもう一度午前Ⅰ対策・午前Ⅱ対策それぞれで「模擬試験形式で出題」
モードを使用し、勉強した内容が定着していることを確認できるとより確実です。

まとめ

今回はPM試験における午前Ⅰ・Ⅱ対策に重点を置いた勉強方法を解説しました。

午前対策はⅠ・Ⅱともに同じ問題を何回も解くことで記憶に定着させることが非常に重要です。

短いサイクルでインプットとアウトプットを繰り返すことで記憶に定着していくものになります。

移動時間や休憩中など5~10分程度の時間をうまく活用しながら、効率よく試験対策を実践していきましょう!

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