AWS CLFに合格するための勉強方法とは?どれくらいの勉強時間が必要?

クラウド

AWS CLF(Certified Cloud Practitioner)とはAWS認定資格の1つで、AWSクラウドやサービス、用語の基礎的な理解を持っていることを証明する資格です。

AWS認定資格には3つのレベル(+専門分野)に分かれており、CLFは”初級”(未経験もしくは1年未満の実務経験相当)に位置しています。

AWS CLFの試験に合格するためにはどれくらいの勉強時間が必要なのか、どのように勉強を進めれば良いのかなど、2019年11月に合格した経験から、これからこの試験を受験する方々の後押しになる情報をお伝えできればと思います。

この記事でわかること
  • 合格に必要な勉強時間の目安
  • 試験対策に向けた勉強方法
  • 重点的に対策すべきポイント

受験までにやったこと

事前知識

クラウド関連の資格を受けるのは初めてで、まさに0からのスタートでした。

もちろん業務などで携わった経験もありませんでした。

勉強期間(時間)

勉強期間は1か月で30時間勉強しました。

使用した参考書など

AWS認定試験対策 AWS クラウドプラクティショナー

恐らく最もポピュラー参考書です。基礎知識の解説と練習問題が収録されており、インプットとアウトプットが一つで行えるため非常に良い参考書でした。

勉強方法

参考書は1冊のみ使用して内容を繰り返し見返すことで、いろいろな参考書を使用するよりも狭く深くを意識して勉強を進めました。

また、AWSに関連する資格試験は初めてだったこともあり、どのような問題が出題されるのか検討もついていなかったため、大まかに以下の要領で勉強を進めました。

勉強の進め方
  1. 各章の練習問題を一通り実践する。
  2. 各章の基礎知識の解説文章を読み込む。
  3. 試験日まで練習問題を繰り返し実践する。

それぞれで費やした勉強時間やポイントなどの詳細な情報について、解説していきます。

1.各章の練習問題を一通り実践する。 (勉強時間:4時間)

AWSについては予備知識の無い状態での資格挑戦だったため、勉強のモチベーションを維持することが一つの大きなポイントだと感じていました。

まずは出題形式を掴むため、参考書を前から順番に読み進めていくのではなく、各章に付随している練習問題の実践を先に行いました

目的はまさに出題形式を掴むためです。

出題形式がわかっていると、解説の読み込みを進めていく中でもどのように問題が出題されそうか、といった予測を立てながら勉強を進めることができます。

出題形式がわかっていない状態で、闇雲に勉強を進めていくよりも、自身が記憶にとどめておくべきポイントの予想が立てられるため、勉強のモチベーション維持にもつながります。

そしてもう一つポイントとして挙げられるのは、練習問題を進めていく中で考え込みすぎない、ということです。

初見の問題がほとんどで、解答に見当がつかないケースは多くあると思います。

この場合、考えても答えが出ないことがほとんどなため、考える時間を長くとるよりも、素早く解答を確認するほうが効率良く勉強を進められます。

出題傾向を掴む
考え込まずに問題を解き進めていく

第一ステップはこれを意識して、進めていただければ良いかなと思います。

2.各章の基礎知識の解説文章を読み込む。 (勉強時間:14時間)

次のステップはオーソドックスに参考書の内容を読み込むことです。

ただ読んでるだけでは記憶に定着しないため、ここでは自身がポイントだと思う箇所をノートに書き留めるようにしてください。

私の場合は以下の要領でノートを作成しました。

ノートをページの中央で半分に折り、左半分に用語、右半分に用語の解説(意味)を書くようにノートを作成しました。

試験直前に見返す用のノートとして作成し、用語を見て意味を答える・意味を見て用語を答えるといったことを行いました。

ちなみに、練習問題としてピックアップされている部分は出題傾向が強いため、ノートにもしっかり書き留めることをお勧めします。

全ての章の読み込みが終わり、ある程度ノートが作成できればこのステップも完了です。

最終ステップに進みます。

3.試験日まで練習問題を繰り返し実践する。 (勉強時間:12時間)

最後の仕上げは、練習問題を繰り返すことです。

本番試験でも、練習問題とおよそ同等の問題が出題された記憶のため、練習問題を繰り返し解いて理解が深まっていれば、応用的な問題が出題された場合でも難なく対処できると考えます。

基本的には練習問題を繰り返し実践することになりますが、進め方を少し工夫しました。

具体的な練習問題の進め方
  1. (1セット目)1章の練習問題を解き、解答を確認する。
  2. (2セット目)2章の練習問題を解き、解答を確認する。
  3. ★1セット目の問題を解き直す。
  4. (3セット目)3章の問題を解き、解答を確認する。
  5. ★2セット目の問題を解き直す。
  6. ・・・以降1セット進む前に、前回セットの問題を解き直す。

ポイントは短いスパンで復習の機会を作るということです。

全章解き終わったらまた1章から…という進め方もありますが、これでは自分の勉強がどの程度進んでいるのか(どの程度覚えられているか)がわかりづらくなってしまいます。

短いスパンで復習をすることで、自分の勉強の進捗状況を振り返る機会となり、勉強に対するモチベーションアップにもつながります。
(進んでいないと感じるのであれば危機感が、順調に進んでいると感じるのであれば更なる好奇心が、モチベーションアップにつながると考えます。)

私の場合は、上記進め方を2周行い各章ごとの練習問題の正答率が95%を超えた段階で試験に臨みました。

もし受験に踏み切るための目安を知りたい場合は、上記の通り練習問題の正答率95%を目安として認識いただければと思います。

試験の所感

AWS認定の試験は初めてでしたが、他の資格試験と比較しても難易度はかなり低い試験といった感想でした。

勉強し始めの時期は、すべてのサービスがAWSによって独自定義された言葉であり、サービス名一つ覚えるのにも苦労しました。

ただ、覚えてしまえば試験に出題される内容としては、そこまで深い部分まで問われる問題は出なかったため、このサービスはどのような役割を担っているのか・どのような動作となるのか、その表面を知っているだけで十分に合格できる内容だと感じました。

裏を返せば、サービス名を聞いてぱっと役割・動作のイメージがつかない場合、まだ勉強が足りていないと認識しても良いかもしれません。

試験対策としては、今回使用した参考書で事足りるものです。

もし追加で試験対策をするのであれば、次のレベルであるソリューションアーキテクトアソシエイトの参考書を購入して勉強するのが良いと思います。

まとめ

30時間の勉強で合格可能な試験
1冊の参考書で対策可能
短いスパンで復習する機会を作りながら勉強を進める

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