CompTIA Cloud Essentials+ 試験の難易度や勉強方法などを解説!

クラウド

Cloud Essentials+とは、CompTIAが提供している認定資格の一つです。
クラウドコンピューティングの意義やクラウド導入によるメリット/デメリットを判断して運用できる知識とスキルを証明する認定資格です。

Cloud Essentials+の試験に合格するためにはどれくらいの勉強時間が必要なのか、どのように勉強を進めればよいのかなど、2022年3月に合格した経験から、これからこの試験を受験する方々の後押しになる情報をお伝えできればと思います。

この記事でわかること
  • 合格に必要な勉強時間の目安
  • 試験対策に向けた勉強方法
  • 重点的に対策すべきポイント

受験までにやったこと

事前知識

クラウドに関連する以下の資格を取得済みでした。
・AWS SAA(Solution Architect – Associate)
・Azure Fundamentals

そのため、クラウドコンピューティングの特徴や意義、メリット/デメリットなどプラットフォームに寄らない、基礎の部分は理解している状態でのスタートでした。

勉強期間(時間)

勉強期間は1週間で7時間勉強しました。

使用した参考書など

・Cloud Essentials テキスト&問題集 CLO-001対応版

勉強方法

参考書を活用し、Cloud Essentials+合格までに実践した大まかな勉強の流れは以下の通りです。

  1. 参考書の演習問題を実践
  2. 解説を読み込みつつ、演習問題を再実施
  3. 間違えやすい問題の見直し

各段階での詳細は以降で記述していきます。

1.参考書の演習問題を実践(対策:3時間)

参考書は単元ごとに解説と演習問題がセットとなっている構成です。

アウトプットを優先し、解説は読まず演習問題を先に解き進めました。

参考書のボリュームは約140ページとかなり少ないため、演習問題だけを集中して取り組めば3時間程度で1周できるようになっています。

問題によっては事前知識無しではわからない部分もあると思います。

あとで見返すことになるため、1周目は気にせずまずは演習問題すべてを解き切ることに集中します。

1周目が完了したら次のステップに進みます。

2.解説を読み込みつつ、演習問題を再実施(対策:2時間)

2週目も演習問題を解くことに変わりはありませんが、間違えた問題があった場合、その問題に関連する解説を読み込みます。

解説を読み込むことでその問題についてより深く理解します。

また、間違えた問題については試験直前にも再度見直しができるよう、印をつけておくことをお勧めします。

問題自体は1周目で触れており、一部の問題は解答を覚えていると思いますので、問題を解くスピードも1周目よりだいぶ早くなっていると思います。

このステップでは間違えやすい問題をピックアップし、直前に見直しができる状況を作り上げることを目的としているため、それが達成できれば次のステップに進みます。

3.間違えやすい問題の見直し(対策:2時間)

2周目の演習問題を解いた結果、間違えた問題について重点的に確認を行います。

間違えた問題の内容について、インターネットで調べるなど参考書とは別視点の情報を得ることで、より理解が深まると思います。

もし時間が許すのであれば見直しした問題を含め、改めて演習問題を1周解くことをお勧めします。

これまで間違えることの無かった問題に関する知識の定着と、間違えた問題の見直しにより弱点を克服できたことが実感でき、試験への自信にもつながりますので、是非お試しいただければと思います。

試験の所感

7時間という短い勉強時間でしたが、適切な時間設定だったと感じました。

ただし、クラウド関連の別資格を取得済みであったり、業務や学校の授業などでクラウドに触れる機会がある方というのが前提になるかと思います。

試験の難易度は高いわけではなく、深い専門的な知識が必要ということでもなかったため、上記前提の無い方であっても20~30時間程度の勉強時間が確保できれば十分に合格できる試験です。

また、私が利用した参考書と試験のバージョンが合致しておらず、一部参考書より高度な問題が出題されたように感じます。
・参考書バージョン :CLO-001
・試験バージョン  :CLO-002

そのため、クラウド資格の入口として受験するのも良いですし、他のクラウド系資格を受験したあとに、自身の知識が定着しているかを確認するために受験する、ということもありかと思います。
※図らずも私の場合は、そのような形になってしまいました。

なお、現在の試験バージョンに対応した参考書も確認し、しっかり試験範囲がカバーされていたため新しい参考書を利用しつつ、上述した勉強方法をお試しいただければ、合格にぐっと近づけるものと考えます。

まとめ

事前知識があれば、7時間の勉強で合格可能
参考書は演習問題から始める。演習問題は3周実施し、知識の定着・弱点を克服しておくこと
専門的な知識はあまり問われない。広く浅くを意識すること

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