情報処理安全確保支援士の難易度は?勉強時間の目安や勉強方法なども解説

セキュリティ

情報処理安全確保支援士試験とは、IPA(情報処理推進機構)が実施している国家試験の一つです。
IPAで提供している試験の内、レベル4に位置付けられており最高難易度の試験です。

2023年度の秋に受験し、無事に合格したので合格までにやったこと、試験の所感などお伝えできればと思います。

受験までにやったこと

事前知識

セキュリティ関連で以下の資格を取得済みでした。

・情報セキュリティマネジメント試験
・CompTIA Security+

また、午前1の試験は免除の状態でした。(2022年秋にPM試験に合格していたため)

勉強期間(時間)

勉強期間はおよそ1週間、その期間で8時間勉強しました。

使用した参考書など

・2023春 情報処理安全確保支援士 総仕上げ問題集

勉強方法

午前と午後で出題形式が異なるため、試験対策の仕方を分けました。
また、午前Ⅰについては免除となっているため、午前はⅡへの対策のみに集中しました。

午前Ⅱ対策

基本的にIPAの試験においては、過去問から出題される傾向がとても強いため、過去問を繰り返し実践しました。
過去問については、以下に紹介する過去問道場で対策を行いました。
模擬試験モードが常に90%を超えるようになった時点で、午前対策は完了としました。
合計で3時間程度の時間でした。

午前Ⅱ:
情報処理安全確保支援士試験過去問道場
https://www.sc-siken.com/sckakomon.php

午後対策

2023年10月(受験時)の試験より、出題形式及び試験時間が変更となっていました。
特に出題形式が変更(午後Ⅰ、Ⅱが午後試験として一枠に統合)された影響で、この変更が反映された参考書などは存在しない状態でした。

ただ、IPAからの案内では”試験で問う知識・技能の範囲そのものに変更はありません。”といった記載があることから、特に試験対策に大きな変更はなく参考書の午後Ⅰ、Ⅱの問題を実践しました。
特にひねることもなく、淡々と問題を解き・解答を確認する、といった動作を繰り返しました。
繰り返しといっても時間が限られていたことから、5時間程度で2年分の過去問を2週ずつこなしました。

なお、午後は選択問題となるため、自分が得意とする(あるいは解きやすい)問題を事前にピックアップしておき、そこに集中して勉強リソースを費やすことがポイントでもあると感じました。
(私はそもそもそうしないと、どうあがいても勉強時間が足りなかったため、絞って勉強を進めました。)

試験の所感

IPAの試験の例に漏れず、午前Ⅱの試験はよくも悪くも”今まで通り”といった感じでした。
特に心配事なく、突破できた感覚がありました。午前の試験については、本当に”過去問だけしっかりやっていれば、落とす心配はほとんどない”といっても過言ではないと考えます。

問題は午後試験でした。

午後は選択問題4つの内、2問を選択する方針となっていました。
これまでとほぼ変わらない流れとなりますが、午後がⅠ、Ⅱと分割されなくなったことを考えると、かなりハードルが下がったものだと感じました。

内容については、アプリ系2問、業務システム系1問、クラウド系1問の合計4問でした。
業務システム系、クラウド系については業務でも馴染みのある要素の記載が多いことから、この2問を選択しました。

この試験の中で一番印象に残っているのは”あなたの知見に基づき、答えよ”といった問題があったことです。
実務経験が無いと解答に苦労する部分かと思います。私自身は業務でも触れる機会が多いため、難なく解答することができました。
今後、受験される方の中で、特に実務経験がある方は試験前に”自身の経験を棚卸”しておくことが、有効な対策の一つになると思います。

まとめ

・セキュリティ系の資格を他に保有していれば、勉強8時間程度でも合格可能!
・午前試験の対策は過去問道場一択!
・午後試験の対策として、自身の経験を棚卸することをお勧めする!

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